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カタクチイワシの実験 (110601)
カタクチイワシは走光性の魚なので、魚灯に集まり、その集まった群れをまき網で漁獲しています。
その目の仕組みは?どんな風に光に反応するのか?

長崎大水産学部、松下先生の研究室では、LED魚灯の実験を行っていて天洋丸も協力していますが、今回は、カタクチイワシの目(網膜)に着目し、LED魚灯下の状態と比較するためのバックグラウンド実験を行いました。

普段フォークリフトを収納する網小屋の前に、二つの水槽を設置。
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カタクチイワシが泳ぐ姿を見ると、わぁ~と思わず興奮。
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2時間おきにイワシの頭をカットし、固定液に漬け、あとから網膜を調べるらしいです。
夜中1時から開始したそうなので、一日中、二人の学生さん達は水槽の水を変えたり、サンプリングしたり・・・ご苦労さまです。

ところで、カタクチイワシの生態ってあまり調査されていません。環境に適応するように色々変化するそうで、地域差が大きい魚ですから、調査そのものが難しいんでしょうね。
by tenyomaru | 2011-06-02 23:21
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