ヨドの正体 (110727)
ここ最近、毎日網を張るたびにイワシとともに、いやイワシ以上に網に入ってくるヨド。クラゲ類が網に入ることはよくあり、トガリサルパやらミズクラゲやら色々ありましたが、このヨドと呼んでいるクラゲの正体は一体何か??

運搬船に乗っている研修生に頼んで捕獲してもらっても、時間が経ってしまえばバラの上に乗っているのと同じ、ただの透明のゼリー。
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海にいるときは周りに白いピラピラがあって泳いでいる、と乗組員の方から聞いて調べてみると、どうやら「カブトクラゲ」のよう。

昨晩は、たまたま長大水産学部の先生方が実験のため乗船していたので、事情を話して、クラゲの捕獲&写真撮影を依頼しました。さすが研究者!きっちり写真を撮ってくださいました。大きさは約5cmとのことです。(撮影:長崎大学水産学部海洋生産システム学講座八木研究員)
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クシクラゲ類(有櫛動物)に分類され、櫛板が8枚あるのが特徴。クラゲという名がつきますが、一般的なクラゲは刺胞動物なので全く違います。
写真下もそうですが、インターネット上にあるカブトクラゲはキラキラ光っているのが多く、クシクラゲ類は生物発光するグループとされていますが、発光するものとしないものがあり、フラッシュなど光をあてることで反射して光ったように撮影されているケースが多いそうです。

長大の松下先生から教えていただいたカブトクラゲの論文(粕谷智之氏,1997)は181頁もあるので、じっくり読んで勉強させてもらいます♪
でも、その前に・・・
手っ取り早く粕谷さんに電話で問い合わせたところ、カブトクラゲは夏場だと寿命は一ヶ月ぐらいあるし、大量発生したらなかなか収束しないみたいです。。おまけにカタクチイワシの卵稚仔も餌になっているとか。おそろし。
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by tenyomaru | 2011-07-27 11:37 |
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